Music2008_11

081118.jpgシカゴ,EW&F

ライブ・アット・グリーク・シアター (DVD)

こんなDVDを見つけたわ!2004年にEW&FとシカゴがLAで共演した「ライブ・アット・グリーク・シアター」豪華2枚組よ!!

この2組の共通点は、ホーンセクションありきという事と30年以上も活動を続けているという事かしら。音楽的に全く別物だからと考えていたピポ子にとってこの共演は意外な気がしたわ。

LAのグリーク・シアターは野外ステージで、この大人数の出演者の熱いソウルを燃焼させるには最適。お客さん達もビール片手にノリノリで凄く楽しんでいたわ。ショウは2組の共演から、EW&F、シカゴ、また2組の共演という進行だったの。いや~濃い!!残念ながらメインボーカルにモーリスホワイトは不在ではフィリップ・ベイリーだけだったけど、とにかく最初から最後までモーリスの弟でベーシストであるヴァーダインホワイトに釘付けよ。モーリスのパーキンソン病を蹴散らすが如くの怒濤パフォーマンス!!

小刻みにリズムを取りながら真っ白な歯を剥き出しにし、誰かがソロをとれば寄る、自分の見せ場でなくても常に真ん中の位置を陣取るというやんちゃぶり。でもこの大勢のメンバーは誰も嫌な顔をせずに彼を受け入れていたわ。きっとバンド内でもマスコット・ボーイ的な人気者なのかもしれない。

アースに比べるとシカゴは優等生だけど、大人の魅力たっぷり。シカゴのアルバムは、ジャズスタンダード満載の「Night&Day」しか聞いた事のないピポ子にとって凄く新鮮だったわ。中でも背筋のピンと張ったトロンボーンのジェイムズ・パンコウの恰好良さは抜群!ヴァーダインに対抗出来るのはジェイムスしかいないかも・・・。

これだけの大人数が一同に介するというのはなかなか無い事だけど、演奏する側が同じパートのプレイヤーを尊重し、お互いの楽曲に敬意を表し演奏するという姿勢が見ていてとても心地良いわ。それはきっとお互いが長い歴史の中で、良い時も悪い時も乗越えてきた強さがあるんでしょうね。お家でパーティ気分になりたい時は是非2枚一気にご覧あれ!

Music Review

2008 11
シカゴ,EW&F / ライブ・アット・グリーク・シアター

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