Music2007_06

imgfeccf29dzik9zj.jpegタック&パティ

DREAM

「タック&パティ」という素晴らしいアーティストをご存知?

ギターのタック、ボーカルのパティのご夫婦ユニットよ!

大大大好きでアルバムを集めてるの。特にお薦めは「DREAM」初めてこのアルバムを聞いたのは、確か10年数年以上前かしら。

Jazzは嫌いではなかったけど、積極的に聴く事がなかったピポ子の耳を、一瞬にして虜にしてしまった・・・それがアルバムタイトルと同じ1曲目の「DREAM」よ!聴き終わった後もしばらく動けなかったわ。ギターとボーカルだけでここまでの世界を表現出来るなんて。

しかも、なんという超絶ギターテクニック、鳥肌が立つほど低くて優しい大地のような声・・・今までこんな音・・・いや音というカテゴリーに入らないわ、空気・・・というより、こんな空間を味わった事がないっ!!大抵どんなアルバムも1枚通して聴くと中だるみ現象が起きるけど、このアルバムは通して聴き入ってしまうのよ。

最小限の音から湧き出てくる大きな大きな愛・・・時に優しく時に力強く、聴き手を包み込んでしまうの。

数年前、難しいのは承知で「ピポ子バージョン」でこの曲を歌ったけれど、間合いや空気感を含めて自分が表現するには、まだまだまだまだ・・・・。本当の「愛」を感じる事が出来た時初めて歌えるようになるのかもね。

何とかおばあちゃんになる前に歌いたいものだわぁ・・・。

切ない・・・。

img4d4820c8zik6zj.jpegビョーク

VOLTA

ビョーク姫新譜「VOLTA」。

相変わらずカッとんでおいででしたわ。国内版ではないので対訳が無いから音から想像を膨らませていったんだけど、ウーーーン頭の中で細胞が大運動会よ!

今回は1曲目の「EARTH INTRUDERS」と9曲目「DECLARE INDEPENDENCE」がずば抜けて印象に残るけど、今回も彼女はプログラミングからベース、ブラスアレンジと何役もこなしているのよ。言葉を失っちゃう...。

お輿入れはCDとDTS5.1のDVDがセット。DTS5.1を聴いたらあまりの音の生々しさに怖くなっちゃったわ...。側にいた猫が逃げちゃった。ピポ子もいずれ5.1MIXに挑戦してみたいわ!!

音は人の精神状態によって受け方が変わるけど、今ちょっと疲れ気味のピポ子には正直このアルバムを通して聴くのは辛いものがあったわ。それだけ彼女のエネルギーが作品に詰まっているという現れでもあるわね。

毛糸をあしらった民族風衣装にアフリカンな神前的メイクで暗闇に立つビヨークの姿は「生命」そのもの。

BOXケースも何重にもなっていたり彼女の全身がシールとして貼られたりその工夫たるや尋常じゃないわ!

才能というものはいつも新たな生命を生み出していく亊なのね。

聴いて鳥肌、見てびっくり、貼って楽しい...ビバ!ビョーク!!

img0b5633b8zik0zj.jpegスコーピオンズ

ヒューマニティ

スコーピオンズ新譜「ヒューマニティ」

うおお!現代的で格好良い!彼等は昔「バージンキラー」というアルバムのジャケットのデザインで論争を起こしてかなりとんがったイメージが強いけど、今回はタイトル通り女性のサイボーグの後ろ姿がどーんと描かれていて、とにかく艶があって良い!

1曲目の「HOUR1」が特にピポ子のお気に入りよ!...でもどうしてもサビが「スティリー・ダン」と歌っているように聴こえるの。空耳アワーに出そうかしら。

スコーピオンズ=攻撃的という図式が思い浮かぶけど、この新譜は一転してアダルトな男性の色香を感じたわ。何よりボーカルの彼が御年59歳と聞いて2度びっくり!!!

凄いよ、若いよ、パワフルだよ...やはりこの世界に長く君臨している人達は違うわね。音も体も衰え知らずだもの。ピポ子もまずは生卵を丸のみしてランニングしなくちゃ!「エイドリアーーーン!」

imge9ae1d71zik3zj.jpegオジー・オズボーン

ブラックレイン

オジー・オズボーン新譜「ブラックレイン」!!

なかなか聞き易く格好良いです。ザック・ワイルドのギターに耳が奪われまするぅ。

初めて彼の歌を耳にしたのは宇宙学生の頃だったかしら。ねっとりと絡みつくあの歌声はボーカリストとしてはあまり好きではないのだけど、ステージで歌っているよろよろとした姿勢がとにかく独特で、すごい存在感よね。ちょっとほほ笑ましくもあるのだけど・・・。ふふっ。

今回新譜を聴きたいと思ったきっかけは彼のwebを見たからなの。
http://www.ozzynet.com/

とにかくまあ、凝ってるわよ!古い洋館の中に足を踏み入れるとコウモリたちが現れて様々な場所に誘い、肖像画や逆さ十字、本棚の本が落ちてネズミが出てきたり・・・それらをクリックすると少しずつ今回のアルバムの曲が聞けるといった仕掛けになってるわ。

特に細かい案内もないからどこをどうクリックするかは来訪者次第!まさにあまぞーらのwebと同じコンセプトなんだもの!!無論楽曲が素晴らしいのもあるけど、ありとあらゆる楽しませ方をしてくれるオジーはさすがエンターテイナーね。

ジャケットも紙で出来ていて個性満載よ。さあ!あまぞーらも後れを取ってはいけないわ。プシュウッ!

Music Review

2007 6
タック&パティ / DREAM
ビョーク / Volta 
スコーピオンズ / ヒューマニティ
オジー・オズボーン / ブラックレイン

Music Review TOP PAGE