IKEAの場合・・・
自前セットでドラマ制作!
「IKEA」というと、日本でもかなり定着してきた低価格で良質な家具屋さんよね。この「IKEA」のカリフォルニア店で面白い試みが行われているわ!
なんと店内でスタッフが撮影を無断で行い、『IKEA Heights』というドラマを制作しているのよ。
確かにIKEA店内ならセットに値する家具や小道具が揃っているけど、一体どんな内容なのかと思い視聴。最新作は店内にゾンビが現れ、次々と店員が食われていくのだけど、赤ちゃんを抱いた男性が危機一髪のところで神に救われ、店内は元通り・・という内容だったわ。
恐らく家庭用のビデオで店内のあちこちを撮影しているようで、特に凝った部分というのはないけれど、時たま普通に買い物をしているお客さんが映り込んでいるのがとてもおかしいの。しかもエンディングでは男性が歌い出し、ラストはIKEAをバックにゾンビも大集合というもの凄くコミカルな作品よ。
どう考えても無断撮影とは思えないし、IKEAの新たな戦略ではないかと思っているのだけど、こうして身近なものを使って作品を作り出そうという意欲は素晴らしいわね。
予算が無いからこそアイディアを絞り出し、結果それが傑作を生み出すという現象は多々あるもの!こうやって着眼点を身近なところへ移していくというのも大事なことだわ。よーし、ピポ子もお隣の24時間スーパーでゲリラ的に・・でも立ち入り禁止になったら、明日からの食料が・・やっぱりやめておこう。
-IKEA Heights-
ビヨンセの場合・・・
魅せる!!
とっても大好き!という歌い手ではないけれど、この人の「見せる」そして「魅せる」姿勢は恐ろしいほど素晴らしいわ。
どんなライブを展開するんだろう・・・と思い2007年9月のライブDVD「ビヨンセ・エクスペリエンスライブ」を拝見。
ううむう・・・のっけからヤラれてしまった!演出的には別段突飛な事は何一つやってないのだけど、彼女であるからこそ成立する「ザ・ビヨンセ・ショウ」なんだもの。
バンドメンバー、コーラスチーム、ダンサー全てが女性の大所帯で、花園の中から大輪の薔薇、ビヨンセが登場すると一気に観客はヒートアップ!彼女の歌唱力はとにかく素晴らしいけど、そのダンス、パフォーマンスは別格だ~!これぞ"プロのお仕事"ですな。
ビヨンセの美貌、スタイル、歌唱力に憧れる人は多いけど、その背景には、短時間でクオリティの高いものを作れるだけの力を身に付けた彼女の努力があるからだと痛感したわ。
音というより総合パフォーマンスを重視したショウだから、バンドメンバーも全員ダンス、ダンス!所々で屈強な男性ダンサーが出てくるものの、アマゾネス軍団を前にしては威力が弱まって見えるから不思議。
軍団の中で唯一日本人キーボーディストが頑張っていたのだけど、周囲のオーラというか気迫が段違いに違うので圧倒的な差を見せつけられてしまったわ。これからの日本人の課題・・・それはきっと技術ではなく"行動力"であり、その人である"誇り"なのかもしれない。狭い日本の中であーでもない、こーでもないと言ってる場合じゃないわね。さぁ、ビヨンセの次はピポンセ・・・行ってみよう!