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世界の子供たち
地球温暖化
凄い絵を見てしまった・・・！いつも思う事だけど子供の感性には恐ろしいものがあるわ。
地球の気候変動問題を広く訴え温暖化の影響を受けている子供たちの基金にする為、ロンドン（CNN）と国連環境計画が世界各国の子供たちが描いた絵をニューヨークで競売にかけたのだけど、競売にかけられた26枚のうちの1枚が強烈なの。
白熊が自分の白い毛皮を半分脱ぎ、燦々と照りつける太陽の下で褐色の肌にビキ二姿を覗かせている・・・その足元では流氷が溶けているという絵よ！日本の子供が描く太陽は円を中心に直線に光が伸びているというパターンが多いけど、白熊を描いたロシアの少女は、太陽の中心部を黒くそして周囲を結晶のように描いているのよ・・・子供の感性の鋭さには本当に驚かされるわね！！
その他にも熱砂の上に置いてある冷蔵庫の中にペンギン親子がこもるという絵を描いた子もいたりして、感心すると同時に、私たち大人が無頓着なばかりに次の世代にどれほどの迷惑をかけてしまっているか身につまされる思いで一杯になっちゃった・・・。
これからは白熊も脱皮する事なく流氷目指して海をスイスイ泳いだり、熱砂の上でなく氷の上でペンギン親子が遊んでいる姿を描いてもらえるようにしなくてはいけないわ！修正にはかなりの時間と努力が必要だけど、アル・ゴア氏の言うようにまず行動を起こす事から始めないとね。
中村勇吾
THAインタラクティブデザイン
銀座のあちこちには面白いギャラリーが多いわ。
バーニーズの側に"ギンザ・グラフィック・ギャラリー"というところがあるのだけど、ここは広告系の展示が多いみたい。ピポ子が訪れた時は「THA/中村勇吾のインタラクティブデザイン」という展覧会が行われていたわ。
ユニクロの膨大な商品をモザイク状に展開していくインターフェイス、ロゴを作ったり消したり出来るゲーム的コンテンツなど、見るだけでなく触れる事で様々な結果を楽しめる作品が勢ぞろい。
Amazonの書籍検索であるキーワードで検索すると、検索結果がキーワードそのものの形になって表示されるタイポグラフィ作品も見ごたえがあったけど、『Face Swapper0.5』という作品ではデジカメ等で使われている自動顔認識技術を用いて、カメラの前に立った客の顔が作品の中の顔と入替るという面白い仕掛けがあり、ピポ子はしばらく自分の顔が反映されてる事に気付かなかったの・・・なぜなら凄く疲れた顔がそこにあったからなのだ！
顔が消えるまで恥ずかしくて化粧室に直行しちゃった。
でもこうして見ていると、文字も色も凄い表現力を持っているんだという事に気付かされるわ。配列や大きさだけでも動きが出るし、日本語って改めて面白い形をしているんだなあ・・・と痛感。
ピポ子は文字を扱うのは凄く苦手なんだけど、こんな風にエンタテイメントとして見せるという事に多いに興味を持てたの。次回は音楽としっかり融合した作品を見たいなあ・・・作れって？・・・ええっ。
浜田ブリトニー
パネエ・アーティスト、金髪の渡り鳥
ニュースで、ある漫画家の密着取材を見たわ！彼女の名は浜田ブリトニー・・・容貌は金髪でガングロの渋谷のギャルなのだけど、定住せず漫画喫茶を根城にし、渋谷の町を徘徊しながら日々作品を作り続けているんですって。
ブリトニーは現在「週間ビックコミックスピリッツ」で『パギャル！』という作品を連載中で、なかなかの人気だそうよ。残念ながらピポ子が普段読む雑誌ではないので、彼女の作品の事は全く知らなかったけど、放送中に『パギャル』の一コマを見て「この作品はこの人だからこそ描けたんだな！！」という納得と同時に脅威を感じたわ。
ギャル独自の視点で練られた想像を絶するストーリー、女子高生の描く様な気軽なラインの登場人物、でも基本をしっかり勉強されているという事が垣間見えるから、やはりプロなのね。彼女は毎月30万円という原稿料を受け取っているそうよ！でもその殆どを美容院とネイル、日焼けサロン等で使い切っちゃうんですって！！
普通なら「それだけの収入が有るなら家を借りて腰を落ち着けて漫画を描けばいいのに・・・」という発想になるけど、そこはやはりブリトニー！アーティストだわ！入ってきたお金を自分の為に全て使い切り、作品の原点である渋谷にずっと滞在する事で、街の空気感、人間、情報・・・全てを己の中に取り込んでいるのよ。
『パギャル』を描く事だけに全神経と生活を集中した結果のブレイク・・・当然といえば当然かも。気合いの入り方が違うわね！アーティストたるもの日常にとらわれず作品作りに集中するのが一番では有るけど、現実社会ではなかなか難しい・・・。その精神を貫いて活動するブリトニーは今後更に大きく飛躍するに違いないわ。
