(ここまでのお話)
ビジュアル系バンド花盛りの中、デブのドラマー肉太郎は「Black Rose」という売れ筋バンドのサポートをしていた。外見重視の音楽業界で肉太郎達は腕利きのデブ仲間を集めトリオの「LEGEND OF DEBU」を結成し勇猛果敢にビジュアルの巣窟へ乗り込むのだが、お客は引潮のように去って行く・・・。
一方、ライブハウスのオーナーはその骨太な音に惚れ込み、飛ぶ鳥を落とす勢いのPIPO PIPOレコードに連絡、同社の凄腕プロデューサー遣手川(やりてがわ)女史がリサーチを命じられるのだったが、事前情報とかけ離れた様相の「LEGEND OF DEBU」に憤慨。ところが、それは遣手川の上司の策略であったのだ。
政治的陰謀に気付いた遣手川はそれを逆手にとり、力技でLODをTOPの座に押上げ、更に自分の地位を盤石にするのだった。過大的なポジションに居る事に気付かないままの肉太郎達・・・そして、セカンドアルバムのレコーディングが始まった・・・。
第20話 (2009 2/27)
「LEGEND OF DEBU -独- / Alone Again」
(story)
ファーストアルバムでブレイクしたLOD。彼らの行く手を遮るものは存在せず、全てが順風満帆であったのだが、売上データを見つめる遣手川に一抹の不安がよぎった・・・。そして、セカンドアルバムのレコーディングスタジオで遣手川の不安は現実のものとなっていた。
何も感じず、何も見えず、ただ本能のままに舵取りをするLODの先にあるものは・・・。
長編音楽物語「LEGEND OF DEBU」第一章ここに完結。
でも、本当の物語はまだ始まったばかり・・・。
第18話 (2008 10/6)
「LEGEND OF DEBU-頂-」
(story)
敏腕プロデューサー「遣手川」の戦略通り「LEGEND OF DEBU」はトップアーティストの仲間入りを果たす。仕事、環境、人間関係が一変し、彼らは成功の真っ只中にいた。
そんな時間に追われ慌ただしく過ごす肉太郎の前に、1人の少女が現われる・・・!
第17話 (2008 8/4)
「LEGEND OF DEBU-兆-」
(story)
今最も勢いのある新鋭レーベル『PIPO PIPO RECORD』の「遣手川(やりてがわ)」女史は、担当するアーティストを必ずヒットさせるという実力派プロデューサー。
彼女は上司の陰謀により「LEGEND OF DEBU」のデビューを担当する事に・・!果たして彼らは栄光への階段を登る事が出来るのであろうか!?
第16話 (2008 6/23)
「LEGEND OF DEBU-起-」
(story)
太っちょドラマー「肉太郎」はビジュアル系バンド『BLACK ROSE』のサポートをしている。
容姿重視のバンドで肩身の狭い思いをしていた肉太郎は、見た目ではなく自分が本当にやりたい音楽に取り組みたいと、腕利きのデブ仲間を集めてバンドを結成した。その名も「LEGEND OF DEBU」!遂に彼らは初ステージを迎えたのだが・・・。